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妊娠のことなら!!【妊娠大事典】>妊娠23週迄の母体と胎児

 

 

妊娠16週

 

妊娠16週は、妊娠5ヶ月の始まりです。ここからはやっと安定期に入ります。赤ちゃんはますます活発に動くようになり、お母さんは胎盤から分泌されるホルモンの影響を受けるようになります。妊娠16週の赤ちゃんは、へその緒でしっかりと母体とつながっていて、酸素や栄養を胎盤から取り入れ、反対に二酸化炭素や老廃物を胎盤に渡しています。腕や脚もしっかりしてきて、全ての関節を動かせるようになっています。

 

妊娠16週になると、お母さんの体調はずいぶん落ち着いてきています。運動やお出かけに適した時期ですので、積極的に楽しみを見つけて出歩くのも良いでしょう。ただし、妊娠していることには変わりないので、あまり無理をしてはいけません。激しいスポーツや長期の海外旅行など、体に負担がかかるものは避けましょう。ウォーキング、ストレッチ、ヨガ、水泳などがおすすめです胎盤は妊娠15週から妊娠16週の間に完成するのですが、胎盤からは妊娠を維持して出産や育児に備えるためのホルモンが分泌されます。その種類は複数あり、

  • 絨毛性性腺刺激ホルモン、
  • 胎盤性ラクトゲン、
  • 絨毛性甲状腺刺激ホルモン、
  • プロゲステロン、
  • エストロゲン

などです。その影響で胸が大きくなってきます。妊娠16週頃には、締め付けが少なくてお肌に優しい下着をつけるようにしましょう。

 

 

妊娠17週

 

妊娠17週

妊娠17週は妊娠5ヶ月の2週目です。頭でっかちだった赤ちゃんの体型は、頭と体、手足のバランスがとれてきました。子宮の中の赤ちゃんに酸素と栄養を届けるため、母体はハードな働きが求められ、心臓は普段よりも4割増しで働いています。妊娠17週の赤ちゃんは身長(頭殿長)が11〜12cm、体重は100gくらいまで成長します。まだ皮下脂肪がついていないため、生れた赤ちゃんのようにプクプクした感じはありませんが、体のバランスは産後の赤ちゃんと同じです。

 

妊娠17週になると、皮下脂肪の代わりに褐色脂肪がつき始めます。褐色脂肪は肩甲骨の裏など体の奥また奥につく脂肪で、体温を調節する役割があります。生れたての赤ちゃんが濡れた裸の体なのに寒さで震えないのは、この脂肪のおかげです。妊娠17週頃になると、赤ちゃんの骨がしっかりしてくるので、超音波検査で骨が映るようになります。検査ではこの骨を見て
赤ちゃんの成長が順調かチェックをします。

 

赤ちゃんがどんどん大きくなるので、お母さんの体はますます忙しくなります。妊娠17週頃のお母さんの心臓は、普段の4割多く働いています。エネルギーを必要とするので、炭水化物などの吸収の良いエネルギーを摂りましょう。お母さんが摂った栄養は、2時間後には赤ちゃんに届けられます。

 

 

妊娠18週

 

妊娠18週

妊娠18週は、妊娠5ヶ月の3週目です。赤ちゃんはだんだん丸みを帯びてきて、お母さんは体重がますます増えてきます。赤ちゃんが女の子の場合、なんともう卵子を作り始めているのですよ。

 

妊娠18週の赤ちゃんは、身長(頭殿長)が13〜14cm、体重は150gほどです。だんだん脂肪がついてきて、ほっぺたができて可愛くなります。耳たぶはずいぶん前に完成していますが、内耳ができて実際に聞こえ始めるのはこの頃です。

 

また、妊娠18週頃には、「胎脂」という赤ちゃんの皮膚を守るクリームのようなものが全身につき始めます。出産を経験されているお母さんは、赤ちゃんは生れた時に白っぽいクリームに覆われていたのを覚えていると思います。もし赤ちゃんが女の子なら、妊娠18週になると体内で卵子のもとになる原始卵胞を作り始めます。まだ自分が生まれていないにもかかわらず、もう次の世代を産む準備を始めているのです。

 

妊娠18週頃のお母さんは、心臓や腎臓、肺に大きな負担がかかる時期ですので、体が疲れやすくなっています。また、ホルモンの影響で骨盤のじん帯がゆるんでいることと、大きくなる子宮と体重のため、腰痛に悩む人も多くなります。仕事や家事など、無理のない範囲で、できるだけ楽をするように心がけて下さい。

 

 

妊娠19週

 

妊娠19週

妊娠19週は、妊娠5ヶ月の最終週です。そろそろ赤ちゃんの性別が判明する頃です。お母さんは腰痛や肌トラブルの予防をしっかりやりましょう。妊娠19週の赤ちゃんは、身長(頭殿長)が13〜15cm、体重は250gほどにまで成長します。男の子なら生殖器、女の子なら膣や子宮が完成します。超音波検査の時の姿勢によっては、性別が判明するかも知れません。特に男の子の場合に早く分かることが多いようです。妊娠19週くらいの赤ちゃんなら、子宮内で好きな姿勢で過ごしています。顔をさわったり、胸にあごを乗せていたり。1日のほとんどを寝ていますが、常に動きは活発です。胎動を感じる人もいるかも知れません。

 

妊娠19週においては、お母さんは相変わらず腰痛に悩まされることが多いです。筋力があると腰痛が軽減するので、妊娠前から鍛えておくか、動けるようになる16週頃からウォーキングやスイミングなどで徐々に筋肉をつけておくなどしましょう。妊娠19週になってからは、ストレッチやヨガなどで腰のあたりを伸ばすことで、痛みや疲れを取ることができます。また、妊娠中はメラニン色素が生成されやすい体質になっていますので、日焼けには注意が必要です。妊娠中にシミやソバカスができやすいということを聞いたことはありませんか?皮膚組織が活性化するので、同時に汗腺や色素腺が活発になるためです。妊娠前はあまり気にしていかなった人も、外出時はUVケアをするようにしましょう。

 

 

妊娠20週

 

妊娠20週

妊娠20週は妊娠6カ月の最初の週です。妊娠6カ月のはじめ、つまり妊娠20週頃の赤ちゃんは身長20cm、体重300gほどの大きさですが、妊娠6カ月の終わりごろには身長30cm、体重600g〜800gくらいに成長します。すごいですね。妊娠6ヶ月のわずか1ヶ月間だけで身長20cm→身長30cmくらい体重300g→体重600g〜800gくらいと赤ちゃんは急成長するんです。体の成長もさることながら、味覚、嗅覚、聴覚、視覚、触覚のいわゆる五感の発達も活発です。

 

妊娠20週ともなると赤ちゃんもずいぶん大きくなってきているので、超音波のモニター画面で体全体が映ることが難しくなってきます。その代わり、顔の表情や手足の細かいしぐさを見られるようになります。この頃には赤ちゃんの体の大きさには個人差が出て来ますから、順調に育っているか大きさ以外でしっかりチェックする必要があります。妊娠20週を過ぎると6ヶ月検診があります。

 

多くの病院では妊娠6ヶ月検診で男の子か女の子かの性別の判定をするようです。性別が分かればますます愛着が深まりますね。出産準備はまだ始める必要はありませんが、どんな服を着せようか、どんなおもちゃを買ってあげようかと、楽しみが増えることでしょう。もし性別が分かる楽しみは誕生の瞬間までおあずけにしたい、という方がいらっしゃったら、早めにお医者さんに伝えておきましょう。妊娠20週に満たない時期でもお医者さんはついうっかり性別を言ってしまうかも知れませんし、何気なく渡したエコー写真に男の子と分かるものが映ってしまっているかも知れませんから。

 

ちなみに2009年頃には既に、性別を聞いても教えてくれない病院も増えてきていました。女の子人気で、胎児の性別が男の子と分ったとたん堕胎する妊婦さんが結構多いからという理由だそうです。信じられない話ですが、現にそういう妊婦さんが多く、性別ははっきり教えないという病院も多いです。特に初産ではなく、2人目、3人目の妊娠となると頑として教えてくれない病院が多いです。

 

 

妊娠21週

 

妊娠21週

妊娠21週は妊娠6カ月の2週目です。妊娠21週0日は受精してから133日目、出産予定日まであと133日で、ちょうど折り返し地点にあたります。「まだ半分!?」と感じるでしょうか。「もう半分!?」でしょうか。妊娠21週の赤ちゃんは、まだ体脂肪率が3.5%くらいしかありません。これから徐々に皮下脂肪を蓄えていって、妊娠8ヶ月頃に丸みを帯びた赤ちゃんらしい体になってきます。筋肉と骨格がしっかりしてきて、さらに羊水の量がどんどん増えてくるので、赤ちゃんはお腹の中でクルクル回転したりして活発に動いています。よく頭が上にあることがありますが、妊娠21週の時点で逆子かどうかは気にする必要はありません。

 

なお、羊水は外の気温に関係なく一定の温度に保たれており、お母さんがどこかにぶつかっても衝撃が赤ちゃんに直接加わらないようになっています。羊水は赤ちゃんが快適で安全にすごすための大切なものなので、お母さんは毎日十分な量の水分を取る必要があります。

 

妊娠21週になると、お母さんはどんどん胸やお腹が大きくなって妊婦さんらしい体型になってきます。自覚がなくても体の重心が変わってきますから、ちょっとした段差などで転びやすくなります。また、子宮が大きくなることで便秘にもなりやすくなります。食物繊維の豊富な食事と十分な水分と運動を心がけましょう。

 

 

妊娠22週

 

妊娠22週

妊娠22週は妊娠6カ月の3週目です。妊娠22週未満は流産、妊娠22週以降は早産と決められていて、まだ生れてくるには早すぎますが、仮にそうなったとしても新生児治療の対象になる週数になります。妊娠22週頃の赤ちゃんは、まゆ毛やまつ毛が生えて顔立ちがはっきりしてきます。この頃には既に耳で受け取った情報を脳に伝達する機能ができているので、赤ちゃんは音を聞くことができます。さすがに誰が何を言っているかまでは分かりませんが、大きな音には反応するようになるので、大きな声で呼びかければ胎動で返事をくれるかも知れません。

 

この頃には赤ちゃんの睡眠パターンが一定してきます。活発に動いている時とおとなしい時があることを、胎動を通して感じることができます。大きな音で目を覚ますこともあるようですよ。妊娠22週頃になると、お母さんはこれまで以上にタンパク質が必要になってきます。赤ちゃんの体や各器官の機能の成長に不可欠な要素です。肉類でもかまいませんが、あまり肉ばかりだと足のむくみやこむらがえりの原因になるので、植物性たんぱく質をうまく取り入れるといいでしょう。おりものの量が増えて不快に感じるかもしれませんが、かゆみなどの症状がなければ特に心配ありません。おりものは膣の感染予防に役立っているのです。

 

 

妊娠23週

 

妊娠23週

妊娠23週は妊娠6カ月の最後の週です。6ヶ月のはじめに20cmだった身長は、妊娠23週の終わりには30cmに、300gほどだった体重は600g〜800g位になります。特に赤ちゃんの体重の増加が著しいですね。太っているのではなくて、骨や筋肉、内臓組織の発達で体重が増えているのです。子宮内がだんだん狭くなってきますが、赤ちゃんにとっては快適な環境のようです。妊娠23週くらいになると赤ちゃんの呼吸器の発達が進んできますが、肺から酸素を吸収して血液中に送る機能が完成するのはまだ先です。今は胎盤を通してお母さんから酸素を含んだ血液を受け取り、肺は通らず直接心臓に行って全身に送られます。生れた時に間に合えばいいので、他の器官に比べて肺の成長はゆっくりです。

 

一方、赤ちゃんの五感の発達はますます盛んで、妊娠8週頃から成長し始める触覚、嗅覚・味覚はさらにするどく、妊娠20週くらいからでき始めていた聴覚もさらに多くの音を聞けるようになります。特にお母さんの声や心音は毎日耳にする音なので、生れる時にはお母さんの声を聞き分けられると言われています。

 

お母さんの方は、妊娠23週にもなると動悸や息切れを起こすようになります。血液量が増加し、大きくなった子宮が横隔膜を押し上げるためです。心臓に負担がかかる様な激しい運動や仕事は避け、疲れたらすぐ休むようにしましょう。妊娠23週くらいならまだ母乳マッサージなどの手入れは必要ありません。しかし胸の中では着々と母乳を作る準備がされています。