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妊娠のことなら!!【妊娠大事典】>妊娠31週迄の母体と胎児

 

 

妊娠24週

 

妊娠24週

妊娠24週は妊娠7カ月の最初の週です。安定期も終盤に差し掛かってきました。赤ちゃんの五感の発達が目覚ましく、妊娠7カ月の終わりごろには生存に必要な機能がほぼそろっています。お母さんは比較的落ち着いていますが、さまざまなマイナートラブルに悩まされる時期でもあります。

 

妊娠24週頃には、赤ちゃんの五感はこれまで発達を続けていた触覚・嗅覚・味覚・聴覚に加え、視覚の発達がはじまり、暗さと明るさの違いを見分けられるようになります。ただ、明るさが分かるからと言って昼夜の区別がつくわけではありません。

 

妊娠24週時点では、お母さんから分泌されるホルモンを通して昼夜の区別をしています。妊娠24週頃には反射神経も反応するようになります。大きな音がした時などに赤ちゃんがびくっと跳び上がったりします。この頃には神経系と筋肉系が連携を始めていて、脳の命令で体を動かすようになります。さかんに手あそびをしたり顔をさわったりしていますよ。

 

妊娠24週頃になると、胃腸に不快な症状が出てくるかも知れません。消化不良や胸やけ、腸にガスがたまる、などです。これは、妊娠によるホルモンの影響と子宮が大きくなることの2つの原因があります。消化によいものを少量ずつに分けて食べるなどの工夫をしてみてください。お腹に温かいタオルをあてるなどの方法もお勧めです。

 

 

妊娠25週

 

妊娠25週

妊娠25週は、妊娠7カ月の第2週目です。赤ちゃんは鼻の穴が通り、まばたきができるようになります。お母さんは、頻尿などになりやすい時期ですが、比較的安定しています。妊娠25週の赤ちゃんは鼻の穴が開通して息ができる状態になります。また、目にはレンズ部分が作られて眼球が機能するようになるので、ものを見ることもできるようになりました。目を開けたり閉じたりするまばたきのような仕草が見られます。妊娠25週になると赤ちゃんはだんだん脂肪を蓄え始めますが、まだまだ皮膚はしわくちゃです。しかし皮膚の下の毛細血管が発達してくるので、体は赤やピンクの色を帯びてきます。

 

大脳皮質が発達して層を作り始めます。体を動かすなどの機能はもっと早い時期に作られた脳の部分がつかさどっていますが、大脳皮質ができると記憶や感情が生れます。妊娠25週のお母さんの子宮は、直径約25cm、サッカーボールくらいの大きさです。体は重くなり、足元が見えにくくなるので、転倒には注意が必要です。膀胱が圧迫されて頻尿になる人が多いようです。

 

妊娠25週の頃にはある程度は仕方のないことなのですが、トイレを我慢したり、膀胱が完全に空っぽになっていなかったりすると、尿路感染症になる恐れがあります。尿路感染症は妊娠中にかかると合併症の危険性がありますから、トイレ急に行きたくなる、行っても何も出ない、排尿時に痛みがある時などは、すぐ受診するようにして下さい。

 

 

妊娠26週

 

妊娠26週

妊娠26週は、妊娠7カ月の第3週目です。妊娠26週頃には、赤ちゃんは呼吸の練習をするようになり、脳が発達して脳波があらわれます。お母さんはそろそろ糖尿病検査を受ける時期です。妊娠26週の赤ちゃんは、肺呼吸の練習を始めています。鼻孔が開き、筋肉と肺を使って空気を取り込む動作をします。もちろん今はどこにも空気はありませんから、代わりに羊水を吸ったり吐いたりします。

 

妊娠26週では、特に赤ちゃんの脳に大きな変化があります。脳の前部分に位置する前頭葉が発達し、耳や目で得た情報を処理する時の脳波が、出生後のものと似て来ます。妊娠後期に近づき、目、鼻、下、脳を含む顔と頭のすべての構造が完成された形になります。

 

そろそろ妊娠糖尿病の検査を受けた人も多いのではないでしょうか。この検査は妊娠24週から妊娠228週の間に受けるものです。実は、女性は妊娠すると胎盤から分泌されるホルモンの影響でインスリンの働きが低下し、糖尿の傾向になります。妊娠26週頃からはこのホルモンの影響を強く受けるようになってきますので、妊娠糖尿病になりやすいのです。妊娠糖尿病になると巨大児や早産のおそれがあり、早めの治療が必要です。しかし血糖値がコントロールできていれば問題ないので、最初は食生活や体重管理を指導されるくらいです。

 

 

妊娠27週

 

妊娠27週

妊娠27週は、妊娠7カ月の最後の週で、妊娠中期の終わりです。この頃になると赤ちゃんは味覚を感じるようになり、目もだんだん見えるようになってきています。お母さんはむくみやすくなり、お腹の張りを頻繁に感じる人もいるでしょう。赤ちゃんの五感の中でもっとも発達がゆっくりなのは、「視覚」です。妊娠27週の赤ちゃんの目では、明るさや暗さを感じる網膜が作られ、目を守るためのまつ毛が生えてきます。脳の視覚部分も発達し、目の構造はほぼ完成しました。といっても周りにあるものが非常に限られているので、物体を識別するなどの能力はまだありません。もっと早い段階で発達をはじめていた味覚は、妊娠27週ではさらにその精度を上げています。

 

味覚の受容体である味蕾(みらい)が機能するようになり、赤ちゃんは味が分かるようになっています。ある実験では、羊水にブドウ糖を注入すると赤ちゃんが羊水を飲む量が増えたという報告があります。生れる前から甘党の子が多いのですね。

 

妊娠27週になるともう安定期も終わりごろなので、お母さんはむくみやお腹の張りなどで疲れやすくなっているかも知れません。もし仕事をしている人で、妊娠の症状のために仕事が辛くなっていたら、自治体や厚労省が発行する「母性健康管理指導事項連絡カード」を記入して会社に提出すると、仕事の負荷を軽減してもらえます。 さて、妊娠27週が過ぎれば、もう妊娠後期ですよ。

 

 

妊娠28週

 

妊娠28週

妊娠28週は、妊娠8ヶ月の最初の週です。いよいよ妊娠後期のスタートです。妊娠28週の時点で赤ちゃんは身長が40cm、
体重が1000gくらいですが、8ヶ月の終わりごろには身長43cm、体重1800gになります。身長の伸び方はややペースダウンしましたね。しかし体重は1ヶ月で倍近くになります。妊娠28週頃には、赤ちゃんには皮下脂肪がついてきて丸みを帯びてきます。逆子状態の場合もありますが、まだ子宮の中にはでんぐり返りをするスペースはあるので大丈夫です。

 

赤ちゃんが逆子だと言われた場合、ゆったりリラックスした状態で、お腹に手を当てて優しくなでながら、お腹を今現在、赤ちゃんの頭があるほうである自分の胸の方から、ゆっくり円を描くように赤ちゃんの頭が正常位置に来るように下方にくるっと優しくなでながら「頭はこっちにしてね。くるんと回って頭を下にしてね。」と言い聞かせると、不思議なことに赤ちゃんは逆子である状態から正常の位置にいつの間にか直ります。あらかじめ逆子にしたくない場合にも有効なので是非お試しくださいね。

 

妊娠28週くらいには、お母さんのお腹の外で生きていく最低限の機能が備わっています。脳の指令により肺呼吸運動がさらに活発になり、未熟ながら体温調節機能もついてきます。五感がするどくなり、それがまた脳の発達を活性化させます。妊娠28週頃からお母さんが気になるのは、お腹の張りと妊娠線です。お腹がキューっと張るような感じがするのは、子宮の筋肉が収縮と弛緩を繰り返すからです。これは出産に向けての準備運動のようなもので、心配ありません。

 

妊娠後期に入ったことで、特に下腹部周辺に妊娠線が出てきてはいませんか?これはお腹が大きくなるのに皮膚の伸びが追いつかなくて、皮下組織が引き裂かれるために起こります。お腹の他に、お尻や胸にできる人もいます。保湿クリームでマッサージすることと、あまり急に太りすぎないことが予防になります。

 

 

妊娠29週

 

妊娠29週

妊娠29週は、妊娠8ヶ月の2週目です。そろそろ赤ちゃんも1kgを超え、お母さんのおなかも大きくなっているでしょう。胃が圧迫されて食欲がなくなってきた人もいるかも知れません。妊娠29週には、赤ちゃんは考えたり感じたり覚えたりする能力が芽生えています。脳が順調に発達して厚くなってきたため、いわゆる脳のシワができはじめます。

 

妊娠29週頃には体内記憶を持つ子供がいることが分かってきました。感情も芽生えてきているので、快・不快も感じるようになっています。お母さんがストレスを感じている時は、赤ちゃんも不快に思っているのかも知れません。また、人間の血液は骨髄で作られるのですが、赤ちゃんの血液は最初、血島と呼ばれる組織で、次に肝臓と脾臓で作られます。それが妊娠29週頃には、大人と同じ骨髄で作られるようになります。

 

母親(両親)学級はもう参加されましたか?後期の母親学級は妊娠28週から妊娠31週の間の人が対象なので、妊娠29週ならもう参加した人も多いかもしれません。病院の施設を見学したり、陣痛や分娩に関する講習を受けたり、呼吸法の練習をしたりします。できれば夫婦で参加するのが良いですね。出産時や産後の生活、家事や育児の分担について話し合う良いきっかけになります。情報と意識を共有しておくことは、夫婦一緒の子育てにとても大切ですよ。

 

 

妊娠30週

 

妊娠30週

妊娠30週は、妊娠7カ月の3週目です。妊娠30週になると赤ちゃんは姿勢が「胎児姿勢」になり、仕草は生れた赤ちゃんのようになります。お母さんは皮膚トラブルに注意したい時期です。妊娠30週になると、子宮の中が狭くなってくることで、赤ちゃんは足を胸の前で抱えるような姿勢になります。これを「胎児姿勢」と呼びます。

 

外からの刺激に反応したり、指しゃぶりをしたり、しゃっくりをしたり、まばたきをしたり、仕草が生れた赤ちゃんに似てきます。睡眠と覚醒のリズムができてきて、その間隔もだんだん長くなります。妊娠30週頃から、赤ちゃんはお母さんから免疫グロブリン(IgG)を移行してもらうことで、抵抗力を分けてもらいます。子宮の中は無菌状態なので、赤ちゃんにはまだ免疫機能が備わっていません。それを補うために、お母さんは免疫グロブリンを赤ちゃんに供給するのです。この物質は生後6ケ月間機能し続け、その間に赤ちゃんは自分の免疫システムを確立させていきます。

 

妊娠30週頃には皮膚トラブルを抱えるお母さんも少なくありません。妊娠中はホルモンによる体質の変化、新陳代謝が活発になって汗をかきやすくなる、子宮が大きくなって肝臓が圧迫され肝機能が低下するなどの理由で肌荒れやかゆみを起こしやすくなっています。保湿クリームや刺激の少ない下着などで対策をしましょう。

 

 

妊娠31週

 

妊娠31週

妊娠31週は妊娠8カ月の最後の週です。赤ちゃんは2kg近くにまで成長し、脳や肺、消化器以外の臓器は完全に成熟しています。お母さんは胎動がますますはっきり感じられることでしょう。妊娠31週の赤ちゃんは、表情もとても豊かになってきて、あくびやまばたき、顔をさわるなどの仕草が見られます。ビクッと痙攣のような動きをしているようなら、それはきっとしゃっくりです。胎児のしゃっくりは横隔膜が順調に成長している証拠です。羊水の量がピークになるのに、赤ちゃんはまだまだ大きくなりますから、子宮の中は次第に窮屈になります。多くの場合は頭を下にした姿勢に落ち着きますが、妊娠31週時点で逆子でもまだ子宮内で回転できるスペースはあります。自然に直るように病院から逆子体操をすすめられることもあるでしょう。

 

妊娠31週にもなると赤ちゃんのキック力はかなり強くなります。あまり強く蹴られるので、びっくりするお母さんもいるでしょう。羊水のクッションが薄くなっているので、お腹を見て「このあたりがヒザかな」ということまで分かるかも知れません。妊娠8カ月から妊娠9カ月はキックゲームが楽しい時期です。お母さんがお腹を叩いて、赤ちゃんが叩き返すゲームです。赤ちゃんがどこまで分かっているかは不明ですが、意思の疎通ができているようで楽しい遊びです。お腹を2回ポンポンとたたくと、赤ちゃんが2回、お腹をけってくるというように数あてクイズも楽しめます♪さて、妊娠31週がすぎれば、もう妊娠9カ月です。