妊娠 悩み

妊娠のことなら!!【妊娠大事典】>妊娠中の心配事2

 

 

妊娠中の心配事>妊娠高血圧症候群

 

妊娠中によく気をつけるように言われる「妊娠高血圧症候群」とは、一体何でしょうか?妊娠高血圧症候群とは、妊娠20週以降に高血圧やタンパク尿が出ることを言います。以下のように分類されています。

  • 妊娠高血圧症(高血圧のみ)
  • 妊娠高血圧腎症(高血圧とタンパク尿両方)
  • 加重型妊娠高血圧腎症(妊娠前の高血圧と妊娠後のタンパク尿)
  • 子癇(高血圧とけいれん)

「妊娠中毒症」という病名を聞いたことがあると思いますが、これは2005年までの呼び名です。高血圧、蛋白尿、むくみ(浮腫)のいずれかがあれば妊娠中毒症と診断されましたが、むくみは多くの妊婦が経験するため、その後基準が改正され、高血圧があってはじめて妊娠高血圧症候群と呼ぶようになりました。妊娠高血圧症候群は、母体や胎児に深刻な影響を及ぼすことがあります。母体にはけいれん、視覚障害、脳出血、心不全、肝臓・腎臓障害などのリスクが高まり、胎児には十分な栄養や酸素が行き届かず、発育障害,胎児機能不全などのおそれがあります。もともと高血圧の人など体質の差はありますが、妊娠高血圧症候群はある程度予防することができます。体重管理、バランスの良い食事、塩分を控える、ストレスを避けるなどの生活習慣が予防に役立ちます。

 

 

妊娠中の心配事>妊娠 下痢

 

妊娠 下痢

妊娠中に便秘になる人が多いのは聞いたことがあるのですが、反対に下痢をする人はいるのでしょうか?実は、妊娠中に下痢になることも珍しくありません。意外ですが、便秘になるのと原因は共通しています。妊娠によるホルモンバランスの変化で自律神経が乱れ、腸の動きが悪くなるためです。また、つわりなどで冷たいものばかり食べることも影響します。妊娠中期から妊娠後期にかけては子宮が大きくなり周辺の内臓を圧迫するために消化不良を起こすことも原因です。そのため、下痢になる人もいれば便秘になる人もいて、ひどい場合は両方を繰り返すこともあります。

 

下痢になるとお腹が痛くて緊張しますし、何度もトイレに行って下腹部に力を入れるため、子宮収縮を引き起こして流産にならないか心配になりますが、大丈夫なのでしょうか?下痢が直接流産の発端になることはほぼないので安心して下さい。ただ、下痢が続くと体力を消耗して疲れやすくなりますし、肛門が荒れて痔になることがあります。できるだけ症状を緩和したいものですが、何か方法はあるのでしょうか?

 

基本的で原始的ですが、「冷やさない」ことは下痢の解消に効果があります。腹巻やカイロ、温かい食べ物や飲み物などでお腹を温めましょう。もしなかなか下痢が治らないようであれば、産婦人科に相談すれば薬を処方してもらえます。おそらく安全なビオフェルミンなどの整腸剤がほとんどだと思います。

 

 

妊娠中の心配事>妊娠 心拍

 

妊娠 心拍<

心拍とは、心臓の動きのことです。妊婦健診では、赤ちゃんが順調に育っているかどうかを調べるために、心拍の確認を行います。だいたい妊娠6週頃に確認できることが多いようです。心拍確認ができたら流産の確率もぐっと下がり、ひと安心と言ってよいでしょう。多くの病院では心拍の確認が取れた段階で母子手帳を取りに行くよう指示されます。どのようにしてまだ1cm足らずしかない赤ちゃんの心拍が確認できるのでしょうか?

 

最近の超音波診断装置(エコー)は非常によくできていて、小さな体の中で心臓らしきものがピコピコ動いているのを、映像で確認することができます。その様子はママもモニターで確認することができます。はじめて赤ちゃんが生きている実感が得られて感動する人が多いようです。この段階では心拍の映像のみですが、12週頃になると心音も聞かせてもらえます。「もう6週目になるのに、心拍が確認できない!流産しちゃった!?」と心配になる人も多いと思います。心拍は妊娠6週目に必ず確認できるものと決まっているわけではないので、それほど神経質になることはありません。また、妊娠週数は最終月経開始日から数え始めるので、排卵がずれて正確な妊娠週数も変わっていて、もしかしたらまだ妊娠6週に満たないのかも知れません。気長に待ちましょう。

 

 

妊娠中の心配事>子宮筋腫 妊娠

 

子宮筋腫 妊娠

子宮筋腫とは、子宮にできる良性腫瘍のことです。女性にとって非常にありふれた病気で、40代女性の3人に1人は小さな子宮筋腫を持っていると言われています。そんな子宮筋腫は、妊娠にどのような影響があるのでしょうか?まず、妊娠する前の話をしますと、子宮筋腫はできる位置によっては不妊の原因になることがあります。子宮の外側に発育するタイプであれば妊娠にほとんど関係ありませんが、子宮筋層内や子宮内腔に発育するタイプの場合は、着床しにくいなど妊娠の条件を悪くしてしまいます。しかし、子宮筋腫があっても妊娠する人はたくさんいます。その際は通常の妊娠と違って注意すべきことがいくつかあります。

 

 

<子宮筋腫が妊娠に与える影響>

  • 子宮が硬く収縮しやすいので、流産や早産のリスクが高い
  • 筋腫のコブが妊娠部分を圧迫する危険性がある
  • 筋腫が子宮の出口付近にある場合は帝王切開になることも
  • 妊娠中は筋腫が成長しやすい

子宮筋腫は卵胞ホルモンのエストロゲンに依存して成長すると考えられています。妊娠中はこのホルモンが大量に分泌されるため、妊娠前には小さくて問題がなかった筋腫がどんどん大きくなる可能性があります。とはいえ、妊娠中に子宮筋腫の手術はできませんから、注意深く見守っていくしかありません。

 

 

妊娠中の心配事>妊娠 胃痛

 

妊娠中はさまざまな症状に悩まされますが、「胃痛」に困る人も多いようです。妊娠と胃ってあまり関係なさそうですが、どうして胃痛になってしまうのでしょうか?<妊娠中の胃痛の原因>には、4つの原因があげられます。

 

1>黄体ホルモン(プロゲステロン)
妊娠すると子宮を拡張させる働きを持つプロゲステロンが分泌されます。これによって全身の筋肉も緩んでしまい、胃と食道をつなぐ「括約筋」という筋肉にも影響が出て、胃酸が逆流して胃痛を引き起こします。

 

2>つわり
つわりで食欲がなくなり、あまり食事を摂らなくなると、胃酸過多になって胃の中が荒れてしまいます。

 

3>ストレス
妊娠することでストレスを感じやすくなったり不安やイライラを抱えてしまいがちです。胃は精神的な影響を受けやすい臓器ですから、ストレスで胃炎などを起こしやすいのです。

 

4>子宮の拡張による胃腸の圧迫
妊娠後期になると胎児が大きく成長して胃腸を子宮の上へ押し上げます。それによって胃酸が逆流しやすくなる、消化不良を起こしやすくなるなどのトラブルが起こります。

 

日常生活における胃痛対策としては、食事は少しずつ、胃に負担がかからないように食べる、アルカリ性の飲みもの(ポカリスウェット等)を飲むなどがあります。動くことが困難なほど胃痛がひどい場合は、我慢せず医師に相談して下さい。薬や点滴などの対応をしてもらえます。

 

 

妊娠中の心配事>妊娠 吐き気

 

妊娠 吐き気

妊娠初期の吐き気はつわりの症状のひとつです。妊娠すると、吐き気・嘔吐・食欲不振・胸やけ、食べ物の好みの変化など、消化器系に多くの不調を感じるようになります。妊娠中の吐き気の原因は、主に受精後10日後頃から分泌される「ヒト絨毛性ゴナドトロピン」というホルモンです。胎盤が妊娠を安定させるためのもので、妊娠している時にしか分泌されません。妊娠週数がすすむにつれて量が増加し、妊娠10週前後をピークにして減り始めます。つわりもだいたい妊娠12週頃に軽くなりますよね。

 

ちなみにこのヒト絨毛性ゴナドトロピンは、妊娠検査薬で陽性反応を出す成分です。吐き気は妊娠初期に多いのですが、妊娠中期や妊娠後期でも悩んでいる人はいます。原因がつわりだけでなく、精神的ストレスや自律神経の乱れである場合もあるからです。また、妊娠後期には子宮が大きくなって胃腸が圧迫されるために吐き気を感じることもあります。妊娠中の吐き気には、どのような対策法があるでしょうか?

 

まず、「病は気から」ではないですが、リラックスが吐き気の緩和に役立つことが分かっています。もともと神経質な人は自律神経が乱れやすく、つわりが重くなりやすいと言われています。好きな音楽でもアロマでも、自分がゆったりできる環境を作ってみましょう。あまり食べられないからと言って赤ちゃんの栄養状態を心配する必要はありませんが、脱水症状だけは気をつけて下さい。もし水も飲めないほど吐き気が酷い場合は、病院で点滴などの処置が必要になります。

 

 

妊娠中の心配事>妊娠 貧血

 

妊娠 貧血

貧血とは、赤血球に含まれるヘモグロビンが減って、血液が薄まっている状態です。もともと若い女性は貧血になりやすいのですが、妊娠するとさらに発生率が高まります。なぜ妊娠すると貧血になりやすいのでしょうか?貧血の主な原因は鉄分の不足です。妊娠すると胎児や胎盤に血液が必要になり、母体の循環血液量も1.5倍に増えます。妊娠中は胎児が優先的に鉄分を吸収するので、いつもよりも多くの鉄分を摂取する必要があります。鉄分の必要量は胎児が成長するほど増加します。

 

貧血になると、疲れやすい、冷え症になる、息切れするなどの症状がありますが、よほど重症でなければ自覚症状がないことがほとんどです。しかし、重症化すると酸素や栄養が胎児に届きにくくて栄養障害になる恐れがあります。また、出産時には体力の低下から微弱陣痛になりやすく、血液が固まりにくいため出血量が多くなるなどのリスクがあります。さらに、母乳は血液から作られるため、出産後の授乳にも影響します。妊娠中にきちんと妊婦健診に通っていれば、貧血の管理や治療がきちんとされるのでそこまで重症化することは考えにくいですが、普段から食生活などで気をつけておくことも大切です。赤身の肉や魚、レバー、ほうれん草や小松菜、ひじき、豆腐や納豆など、鉄分を多く含んだ食品を意識して摂るようにしましょう。

 

 

妊娠中の心配事>妊娠 ピル

 

妊娠 ピル

「ピル」とは「経口避妊薬」のことで、主に妊娠を避けるために使われる女性ホルモン剤です。避妊以外にも、生理不順や重い生理痛などの月経困難症の緩和、子宮内膜症の治療、不妊症の緩和などに使われることもあります。ピルと妊娠の関係において、よく心配されている事柄があるので紹介しましょう。

 

まず、「妊娠に気づかなくてピルを飲んでしまった!」というケースです。妊娠後にピルを飲んだために、生れた子供に先天性異常などが見つかったという報告は、現在のところ表立っては報告されておりません。ピルを正しく飲んでいるつもりでも、飲み忘れやすり抜け排卵で妊娠してしまう可能性はゼロではありません。しかし、それで胎児に確実に異常が発生するというわけではなさそうです。他には、「出産後の避妊にピルを使いたいが問題はないか?」というケースもあります。ピルを服用すると母乳の出が悪くなるおそれがあります。

 

もし母乳育児を考えているなら、授乳期間が終わってからピルを使うようにしましょう。しかし、ピルの成分が赤ちゃんに悪影響があるわけではありません。「ずっとピルを飲んでいたが、妊娠したくなった」というケースはどうでしょうか。ピルを服用していても、ピルをやめれば妊娠は可能です。しかし長年に渡って飲んでいた場合は、通常の生理周期に戻るのに3〜4ヶ月かかるかも知れません。

 

 

妊娠中の心配事>妊娠 危険

 

妊娠中には、妊娠のリスクを高めるような危険因子がさまざま存在します。薬物などの影響で先天性異常を生じる危険や、妊娠中に発症する病気もあります。病気とは妊娠と直接関係ないものと、妊娠に関連する妊娠合併症などです。

 

【薬物】

  • アルコール
  • コカイン
  • 喫煙
  • 一部の抗生物質、等

薬物の中には胎児の先天性異常を引き起こす危険のある催奇形性のあるものが存在します。市販薬を数回飲んだくらいでは大丈夫ですが、基本的には妊娠中の薬は医師の処方によるものが安心です。覚せい剤はもちろんですが、アルコールやたばこもれっきとした毒物として認識して下さい。

 

【妊娠中に発症する病気】

  • 初期における39.5度以上の発熱
  • 感染症
  • 開腹手術が必要な病気
  • 血栓
  • 貧血
  • 尿路感染症

妊娠中でも妊娠に直接関係のない病気になることは十分ありえます。初期においては高熱が出る病気は要注意です。また、風疹・ウィルス感染・細菌性膣炎も流産や先天性異常の危険性があります。妊娠中はよほど緊急でないと開腹手術は行いませんが、虫垂炎などすぐ手術をする場合もあります。血栓は肺塞栓症や脳卒中など命に危険があります。

 

【妊娠合併症】

  • 子宮外妊娠
  • 妊娠悪阻
  • 妊娠高血圧症候群
  • 妊娠糖尿病

妊娠合併症は妊娠中特融の危険因子です。母体や胎児に強く影響するので、適切な治療が必要です。ただ、妊婦健診などでしっかり管理できていれば、リスクを大幅に減らせます。

 

 

妊娠中の心配事>妊娠 痔

 

妊娠中に痔になる人は非常に多いと聞きます。それまで一度も経験したことがなくても、妊娠や出産を機にはじめて痔になってショックを受ける人も。なぜ、妊娠中は痔になりやすいのでしょうか?妊娠中の痔は便秘と密接に関係しています。妊娠中に便秘になりやすいのは有名ですよね。プロゲステロンというホルモンの働きのために腸の活動が低下し、子宮が大きくなってきて小腸や大腸を圧迫するために便秘になります。便秘になるとトイレで強くいきむようになるため、痔になりやすいのです。

 

痔の種類は大きく分けて「イボ痔」、「切れ痔」、「あな痔」の3種類です。妊婦がなりやすいのはイボ痔です。肛門の周りの血管がうっ血して腫れた状態です。しかし、便秘で硬い便をすることによって切れ痔になることもあります。妊婦の3割が痔になると言われていますが、できれば避けて通りたいもの。予防するにはどうしたら良いのでしょうか?まずは便秘にならないように努力しましょう。食物繊維を豊富に含んだ食事、適度な運動、そして排便リズムを促す一定した生活リズムです。また、痔に冷えは大敵です。お尻の血行が良くなるよう心がけましょう。つめたい所に長時間座らない、じっくり入浴する、シャワートイレも清潔を保てておすすめです。