妊娠 悩み

妊娠のことなら!!【妊娠大事典】>妊娠中の心配事4

 

 

妊娠中の心配事>カンジダ 妊娠

 

カンジダとは、膣や外陰部におこる炎症のひとつです。カンジダ真菌はもともと人間の体に常在している菌で、健康であれば何も問題はありませんが、疲労や体調不良で体力が低下すると、菌が増殖してかゆみや炎症をおこします。妊娠中は疲れやすいのでカンジダになりやすいとわれています。

 

<カンジダ膣炎の症状>

  • 外陰部に強いかゆみがある
  • 外陰部が赤く腫れ、ただれている
  • おりものの量が増える
  • おりものがカッテージチーズのようにポロポロしている

カンジダはおりものの変化が特徴です。白くてポロポロしているおりものが出ていたら要注意です。妊娠中のカンジダはそのままにしておくと、出産時に赤ちゃんに感染してしまいます。赤ちゃんの鵞口瘡や皮膚炎の原因になってしまうので、妊娠中の感染は早めの治療が必要です。産婦人科でもカンジタの治療薬は処方してもらえます。薬は膣内に入れる錠剤と、かゆみをおさえる塗り薬が一般的です。カンジダは再発しやすい病気ですので、一度治ったからといって油断は禁物です。

 

予防するためには、体力を落とさないようにするのが大切です。妊娠でつわりがあっても、栄養状態が悪化しないように工夫して下さい。睡眠もしっかりとりましょう。妊娠中はいつもと違う下着をつける人が多いと思いますが、これもカンジダに原因なります。あまり締めつけず、通気性や吸水性に優れた下着が良いでしょう。

 

 

妊娠中の心配事>妊娠 風疹

 

風疹は「三日はしか」とも呼ばれ、体に小さな発疹ができて、時には発熱を伴う病気です。幼児期や学童期に多く、その場合はあまり深刻な病状にはなりません。名前の通り、3日ほどで治ります。しかし、大人になってから感染すると重症化しやすく、特に妊娠初期の女性がかかると先天性風疹症候群を発症してしまう恐れがあります。先天性風疹症候群とは、胎児の器官形成期である妊娠初期に風疹に感染すると、そのウイルスによって胎児が先天異常をおこすことです。

 

<妊娠時の風疹による胎児の障害例>

  • 先天性心疾患
  • 先天性白内障、緑内障、網膜症
  • 感音性難聴
  • 低出産時体重
  • 血小板減少性紫斑病
  • 精神発達の遅れ

障害の原因は必ずしも妊娠中の風疹だけとは限りませんが、大きく影響することは分かっています。妊娠4週目までに感染すると、50%以上の確率で障害が発生します。妊娠が進むほどに確率は減っていき、妊娠20週を超えるとほとんど問題は起こりません。このように、妊娠の早い段階に風疹になることは、非常に危険なのです。子供の頃に予防接種を受けている人は、抗体ができているはずなので大丈夫です。自分が予防接種を受けたかどうか記録や記憶が定かでない場合は、風疹ウイルス抗体検査を受けると分かります。妊娠してからは予防接種を受けることはできないので、妊娠前にすませておくと安心です。

 

 

妊娠中の心配事>妊娠 体温 下がる

 

妊娠 体温 下がる

妊娠中の女性は、自分の体温や冷えについて、いつも以上に注意深くなる必要があります。妊娠中の体温は妊娠の状態を示すヒントになりますし、冷えは母子の健康に影響するからです。通常、妊娠初期は基礎体温が高温期にありますが、急に下がるようだと注意が必要です。妊娠初期症状である高温期の体温が下がる場合、自然流産のおそれがあります。つわりが急になくなるなどの変化もあるようです。明らかに体温が下がる感覚がある時は、医師に診てもらった方が良いかもしれません。逆に、体温が低温のままなのに妊娠していることもあるのでしょうか?これも特別珍しいことではありません。自分が思っているよりも基礎体温が低かったのかも知れませんし、本当に低温期のまま妊娠したのかも知れません。

 

冷えは妊娠の大敵です。妊娠中は体が冷えないように気を配りましょう。冷えは血行の悪さからおこるものなので、母体の血液から栄養をもらっている胎児にとって、血流の悪さは栄養や酸素の不足につながります。また、冷えは腰痛や便秘などのマイナートラブルを悪化させます。冷えは妊娠にとって何ひとつ良いことはありません。基本的に、もともと冷え症の人は妊娠しても冷え症のままです。また、時々冷え症の自覚がない人もいます。冷え対策は妊婦の共通の課題だと認識して、
足湯や入浴、体を温める食品などを取り入れて、ぽかぽかの妊娠生活をしましょう。

 

 

妊娠中の心配事>妊娠 イライラ

 

妊娠 イライラ

妊娠中は誰でもイライラしやすくなるものです。些細なことに腹を立てたり、小さなことに悲しくなったりします。どうして妊娠中はイライラしてしまうのでしょうか?これは、ホルモンによる生理的現象です。やけに眠くなる、疲れやすいなどとともに、イライラも黄体ホルモンのプロゲステロンが増えることに関係していると考えられています。しかし、このホルモンがどのように情緒面に働きかけているのかまでは解明されていません。とにかく、妊娠中はある程度イライラしてしまうのは、仕方がないことなのです。そして、ついこのイライラのせいで一緒に暮らしている家族にきつく当たってしまうことがありますよね。特に、夫です。すごく思いやりのある夫でも、何でも自分の期待通りにやってもらうのは難しいです。

 

それでギスギスするのは嫌ですよね。男の人にはなかなか生理現象で精神状態が変化するということは理解してもらいにくいですから、妊娠したら「ホルモンのせいでしばらくイライラするからね!」とあらかじめ伝えておくのが良いかも知れません。2人目以降の妊娠の場合、上の子供にイライラをぶつけてしまうのは避けたいところです。でも、簡単にコントロールできるものでもありません。もし協力してもらえる人がいるなら、少しの間だけでも預かってもらうのはどうでしょうか?一時保育などでも良いです。「離れる」のも解決のひとつつだと思いますよ。

 

 

妊娠中の心配事>妊娠性痒疹

 

妊娠性痒疹

妊娠中に体に赤い湿疹のようなものができて、強いかゆみを感じるという経験はありませんか?このような症状を妊娠性痒疹(ようしん)といいます。通常の蕁麻疹(じんましん)は食物や金属、温度差や外部刺激が原因となって引き起こされますが、妊娠性痒疹はホルモンバランスの変化が原因だと考えられています。妊娠中期から妊娠後期にかけてなることが多く、腕や足、胸、背中、お腹など、体のあらゆる場所にみられます。妊娠性痒疹は、出産が終われば自然と消えてなくなります。しかし、次の妊娠の時に再発することがあります。

 

妊娠性痒疹になったら、どうしたらよいのでしょうか?まず、痒いのは分かりますが掻かないようにしましょう。冷やすか軽くたたくだけでもかゆみが和らぎます。また、ストレスをためると悪化することが多いので、妊娠中だからといって家に閉じこもらず、気分転換するようにしましょう。ひどい場合は病院で診てもらいます。軟膏やクリームなどの塗り薬であればそれほど神経質になる必要はありませんが、できるだけ医師の処方に基づくものにして下さい。重症の場合は内服薬を服用することもあります。妊娠性痒疹の他にも、妊娠中には皮膚トラブルが多くあります。妊娠性掻痒(そうよう)症や妊娠性疱疹(ほうしん)です。妊娠中は胎児の発育以外にもいろいろ悩ましいことがありますね。

 

 

妊娠中の心配事>妊娠 ダウン症

 

ダウン症とは、生れてきた子供に奇形や精神発達の障害などさまざまな特徴がみられる症候群のことです。精子や卵子、受精卵がつくられる時や細胞分裂の時に何らかの異常が発生することを「染色体異常」というのですが、ダウン症は染色体異常の中で最も多い症状です。飲酒や運動など、妊娠中にとった行動のせいではありません。日本では1000人に1人の割合でダウン症児が生まれます。妊娠中の生活のせいではなく、染色体の問題です。高齢出産にリスクがあると言われるのは、ダウン症児が生まれる確率が加齢とともに増加するからです。

 

ダウン症児出生率は、

  • 20歳で1/1667、
  • 30歳で1/952、
  • 40歳で1/106、
  • 45歳で1/ 30

です。妊娠中はお腹の子が障害を持っていないか気になる人もいますよね。妊娠中にダウン症を含めた異常の診断ができる検査があります。

  • 超音波検査、
  • 血清マーカー検査、
  • 羊水検査、
  • 絨毛検査

などです。病院にもよりますが、過去に染色体異常児を出産したことがある人、高齢初産の人、遺伝性の病気の保因者などが対象です。これらの検査は年々精度が上がっていますが、検査した後どうするか、という問題があります。もし妊娠中の検査で胎児に異常があると分かった時、あなたはその子をどうしますか?あきらめるのか、それとも覚悟を決めて出産するのか。難しい判断を求められます。どんな子でも育てていくという考え方の人は、あえて検査をしないという選択もあります。

 

 

妊娠中の心配事>妊娠 だるい

 

妊娠 だるい

妊娠中に「だるい」と感じる人は多いものです。体が重い、やる気が出ないなど、身体的にも精神的にもだるいと感じるのです。どうして妊娠中はだるくなってしまうのでしょうか?特に妊娠初期においては、だるさの原因はホルモンです。妊娠するとすぐ体内に大量のホルモンが分泌され、その活動が中枢神経に影響して自律神経失調症のような症状を引き起こします。だるいと感じるのは自律神経失調症の代表的な症状です。また、眠気を誘う作用のある黄体ホルモンが増えることによってもだるさが増します。

 

ホルモンと言っても1種類ではありません。妊娠中はさまざまなホルモンの影響下にあります。エストロゲン、絨毛性ゴナドトロピン、プロゲステロンなどです。ホルモンが原因となってだるいと感じる期間は、主に妊娠初期です。安定期には治まる人が多いです。ホルモン以外のだるさの原因もあります。妊娠中期や妊娠後期にかけては、お腹が大きくなって体重が増えることからだるいと感じます。また、だるさとともにめまいや冷えなども感じるのであれば、原因は貧血かもしれません。貧血の場合は鉄分の豊富な食品を摂る、サプリメントや鉄剤を服用するなどの対策が必要です。だるい時は、基本的にはゆったりしているのが良いと思いますが、精神的なだるさの場合は外出するなどした方が気分転換になることもあります。

 

 

妊娠中の心配事>妊娠 湿疹

 

妊娠中は肌が荒れやすいと言われています。肌がカサカサになったり、赤い湿疹ができたり、手荒れやシミ・そばかすがひどくなることがあります。妊娠すると体質が変化するとよく言われますが、お肌についても同じことが言えます。妊娠中は皮膚が敏感になるため、パーマやカラーリングは避けた方が良いと考える人もいます。以下の湿疹は妊娠中によくあらわれる皮膚疾患の例です。

 

・妊娠性痒疹(にんしんせいようしん)
手足の外側や胸やお腹、背中などに小さくて赤い湿疹ができ、強いかゆみを帯びます。大人がなるアトピー性皮膚炎に症状が似ています。

 

・妊娠性疱疹(にんしんせいほうしん)
水疱瘡のような水泡のような湿疹ができます。水泡の周りに赤い湿疹ができることもあります。ヘルペスウィルスに感染した時のような状態になります。

 

・PUPPP(Pruritic urticarial papules and plaques of pregnancy)
日本語名はないのですが、これも湿疹の一種です。じんましんのようなものが主にお腹まわりにできます。妊娠の後期によくみられ、妊娠線に沿ってできることが多いです。

 

出産を終えたら自然に治るのですが、妊娠中にずっと我慢しているわけにはいかないので、治療が必要です。通常よく使われる抗ヒスタミン内服薬は、妊娠中は避けた方が良いでしょう。塗り薬であれば抗ヒスタミン薬やステロイドも使えます。あとは普段の食生活と、保湿などのお肌のケアが大切です。

 

 

妊娠中の心配事>妊娠 めまい

 

妊娠 めまい

妊娠中にめまいを経験したことはありませんか?頭がぐるぐるする、ふらつく、などの症状です。特に妊娠中のつわり期に多いと言われています。妊娠中のめまいの原因は、主に3つあります。ひとつは、ホルモンの影響のために頭部への血流が鈍くなっていることがあります。妊娠中は血管の緊張がゆるんで、血管運動神経の働きが鈍くなっています。また、血液を子宮に送ることを優先するので、上半身や頭部に血が行き届きにくくなっているからです。座っているか、横になっている姿勢から急に体を動かすとめまいが起きやすいですよね。できるだけ長時間同じ姿勢を続けるのを避けて、動く時はゆっくり動きましょう。

 

ふたつは、低血糖が原因になっている可能性があります。妊娠中はインシュリンの分泌が活発なので、血糖値が下がりやすくなっています。低血糖はめまいを引き起こす要因になります。低血糖を解消するような栄養価の高いおやつなどをこまめに摂るようにしましょう(甘いものをたくさん食べるという意味ではないです)。

 

さいごは、貧血の可能性です。妊娠中は血液量が増加するのに、赤血球・白血球・血小板などの血球が増えず、血液の濃度のバランスが崩れやすくなっています。赤血球のヘモグロビンが不足すると、貧血になり、めまいを起こします。
鉄分の豊富なレバーやほうれん草など、鉄分の補給に努めましょう。

 

 

妊娠中の心配事>妊娠 浮腫

 

浮腫とは、顔や手足などが体内の水分が溜まることにより、痛みを伴わず腫れることをいいます。「むくみ」と呼ぶこともありますむくんでいるかどうかは、足のすねを指で押してみて、離してもしばらく跡が消えないことで分かります。妊娠中は浮腫になりやすい条件がそろっています。特に妊娠後期によくみられます。妊娠中は血液中の水分量が増加します。これは、血液をサラサラの状態にして血流を良くし、血圧が上がらないようにするためです。しかし水っぽい血液だと血管から水分がしみ出しやすく、その水分は細胞にたまって浮腫になります。また、お腹が大きくなると脚の付け根あたりの血流が悪くなり、足にたまった水がなかなか心臓に上がっていきません。このため、妊娠28週頃から浮腫の症状を訴える人が増え始めます。妊婦の30%近くが出産までにむくみを実感しています。妊娠中のむくみには、どのように対処したら良いのでしょうか?例えば、以下のような方法があります。

 

<浮腫の解消方法>

  • 塩分を控える
  • 足を高くして寝る
  • 体の左側を下にして寝る
  • 足湯、半身浴
  • マッサージ

浮腫がひどい人は、同時に血圧や尿たんぱくに異常がないか調べてみてください。妊娠高血圧症のおそれがあります。妊娠中毒症の頃と違って、妊娠高血圧症の定義に浮腫は含まれていませんが、血圧と密接な関係があります。